コラム就活生と同じ目線で語れる兼業カウンセラーの必要性

就活生と同じ目線で語れる兼業カウンセラーの必要性

「就職氷河期」に就職活動を経験した兼業カウンセラーが求められる時代

2000年の年間総実労働時間数1,859であったが、20年後の2019年は1,733時間と実に年間労働時間にして100時間超の削減がなされた。(厚生労働省 「毎月勤労統計調査」より)
所定外労働時間も漸次削減が進み、過去のように深夜まで会社に居続けるという働き方は、大幅に見直されている。

「働き方改革」の浸透の一方で、高いスキル、深い知識を有するフルタイム社員は、自らの能力を社会に還元すべく「二枚目の名刺=兼業」を持ち、非営利活動に積極的に関わる人々が増加している。

新卒就活生のためのオンライン就職相談―このプロジェクトも、不安で、孤独な就職活動を行う新卒者がカウンセリングを求めるニーズと、現役でフルタイムの職業に従事しながらも、カウンセラーの資格を有する人財がその能力を活かしたいニーズとをマッチングさせ、以って社会に貢献する理念から生まれた。

1990年代後半から2000年代前半にかけて卒業年次を迎え就職活動を行った世代を総称して、「就職氷河期世代」と呼ばれている。
この時代は、大学等卒業者数よりも、求人数の方が少ないという、学校から社会への移行の第一歩を踏み出そうとしていた学生にとっては、非常に厳しい就職活動を強いられた世代でもある。
「就職氷河期世代」も2021年、40代後半となり、新卒で就職した学生は今やキャリア20年超の中核社員、役員となっている。
非常に厳しい就職活動を経験し、カウンセリングの資格を取得した中核社員が、自身の苦しい就職活動の実態をもとに、さらにリアルタイムの採用現場に立つ現役社員が就職相談を行うことで、円滑な学校から社会への移行を成し遂げたいと考える。

【引用・参考文献】
・「毎月勤労統計調査 令和2年度分結果確報」厚生労働省(2020年)

―新卒就活生のためのオンライン就職相談 メッセンジャー・チャットアプリ

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