コラム「就職失敗」を原因・動機とする自殺が起きている事実

「就職失敗」を原因・動機とする自殺が起きている事実

私たちはこの不幸な事実を変えたい

毎年3月に警察庁から当該年度中における自殺の状況について公表がなされている。この統計の中で、オンラインによる就職相談、安心して就職に関する悩みや不安を相談、吐露できる「第3の場所」創りに繋がる項目がある。
自殺の原因・動機が「就職失敗」であった項目である。
2020年度における自殺の原因・動機が「就職失敗」であった人数は187人。そのうち若年者と称される20~29歳の「就職失敗」が原因・動機と考えられる人数は78名(そのうち男性が60人、女性が18人)であった。

ちなみに、2015年度におけるにおける「就職失敗」による20~29歳の自殺者は、88人(そのうち男性が81人、女性が7人)、2010年度は153人(そのうち男性が81人、女性が7人)、2007年度は60人(そのうち男性が51人、女性が9人)であった。

就職、職業選択を原因・動機として、命を自ら断ってしまう若者が毎年いる不幸な事実。
就職、職業選択の辛さ、厳しさを経験したカウンセラーが就職相談を提供することで、ほんの僅かでもこの不幸な事実を変えることはできないだろうか。
自身が非常に厳しい就職環境であった「就職氷河期」の苦しい就活経験と、資格に裏付けられた確かなカウンセリング技術を以って、不幸な事実が繰り返されないように貢献していきたい。

新卒者のためのオンライン就職相談—「第3の居場所」は、この不幸な事実の根絶に向けて活動を行っていきます。

【引用・参考文献】
・「令和2年中における自殺の状況 付録」警察庁(2020年)
・「平成27年中における自殺の状況 付録」警察庁(2015年)
・「平成22年中における自殺の概要資料」警察庁(2010年)
・「平成19年中における自殺の概要資料」警察庁(2007年)

―新卒就活生のためのオンライン就職相談 チャット悩み相談

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